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〝初心者でもわかる〟【完全失業率】の調べ方 気になる沖縄の推移と全国との差

 コロナ発生以前から最近の〝完全失業率〟を知りたい。その調べ方を知りたいなどと思ったことはありませんか。
 沖縄のコロナ発生以前から最近の〝完全失業率〟の推移は、どうなっているのか?
 全国と比較してどうなのか?

 この記事では、総務省労働力調査による全国の完全失業率のデータ及び沖縄県の最新データの入手方法、そして、それらのデータに基づいた全国及び沖縄県の完全失業率の推移を見ることができます。

目次

労働力調査における「完全失業率データ」の入手方法

1.全国データ

手順1)「総務省統計局」ホームページにアクセス
手順2)「総務省統計局」ホームページ中段「~統計データを探す」の「12 労働力調査」をクリック

手順3)労働力調査の中段「最新結果」更新情報より必要なデータを選択します。
    ここでは、労働力調査(基本集計)全国結果を選択します。

手順4)労働力調査(基本集計) 20◯△年(令和□年)◇の下欄「統計表」最下部にある
   〝完全失業率(季節調整値)等の長期時系列データ(エクセル:259KB) - 1953年~〟をクリックすると
    全国データがダウンロードされます。

2.沖縄県データ

手順1)「沖縄県 労働力調査」で検索し、「労働力調査‐沖縄県」をクリックします。
手順2)労働力調査ホームページの中段に位置する「完全失業率(季節調整値)の推移」をクリックすると
    沖縄県の過去2年分のデータがダウンロードされます。
手順3)日本でのコロナ発生は令和2年1月中旬、その年の3月下旬に感染者が急増していることから、
    令和2年データもダウンロードします。

完全失業率の推移

2019年(平成31~令和元年)

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
全国 男2.62.52.72.52.42.52.42.42.62.52.42.4
全国 女2.42.22.22.32.12.02.12.12.22.22.12.0
沖縄 男2.62.73.72.83.23.53.23.42.92.92.52.7
沖縄 女2.41.52.32.12.12.42.32.43.32.62.62.3

□ コロナ発生以前2019年の沖縄の完全失業率を見ると、男は3月の3.7%をピークに12月には2.7%まで改善し、全体的に3%前後で推移するなど全国値に近づく傾向にありました。
□ 女は、全国との差はあるものの、9月の3.3%を除き全体的に2%台で推移する良好な傾向にありました。

2020年(令和2年)

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
全国 男2.52.62.72.83.03.03.03.13.23.43.33.2
全国 女2.22.12.32.32.42.42.72.92.72.72.52.8
沖縄 男3.63.33.94.03.54.74.44.14.14.63.23.2
沖縄 女2.42.91.82.63.22.11.52.73.23.22.93.7

□ コロナの発生・流行が始まった2020年の沖縄の完全失業率を見ると、男は6月の4.7%をピークに4%前後で推移し、11月と12月は3.2%と全国値まで改善が見られました。
□ 女は、1.5%~3%台前半で乱高下を繰り返し、9月以降全国を下回り、12月には3.7%と男よりも悪い値となりました。

2021年(令和3年)

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
全国 男3.23.12.93.23.23.13.13.13.02.83.02.9
全国 女2.72.72.42.42.62.72.42.52.52.52.52.4
沖縄 男3.73.94.84.64.14.34.73.73.62.84.54.6
沖縄 女3.83.73.42.72.73.03.83.42.92.52.62.7

□ 2021年を見ると、男は10月除き3月の4.8%をピークにほぼ4%台で推移し、全国との差が大きくなっていました。
□ 女は、3%前後で推移し9月以降全国値に近づくなど改善傾向が伺えました。

2022年(令和4年)

 1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
全国 男3.03.02.72.82.82.72.82.72.82.82.8 
全国 女2.42.42.42.22.42.52.32.32.42.32.2 
沖縄 男4.75.43.53.32.12.23.33.73.62.53.7 
沖縄 女3.33.32.92.43.03.44.92.92.02.72.9 

□ 2022年を見ると、男は2月に5.4%と大きく悪化したものの、その後は3%前後で推移するなど改善傾向が感じられるものの、全国との差はまだ感じられます。
□ 女は、7月4.9%と大きく悪化し、その後全国値に近づく2%台で推移するなど改善傾向が伺えます。

注意)上記データの出典は、全て「労働力調査結果」(総務省統計局)に基づくものです。

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