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沖縄の人口減を迎える中で〝増加する外国人の数〟

 ここはどこ?、僕は沖縄の人、那覇市の中心街国際通りのお店に入ったのに、迎えたのは外国人の店員ばっかり、ここはどこだ?、これでいいのか?、久しぶりに沖縄に帰省して、国際通りに来たのに、迎えたのは外国人の店員?、おかしい?、でもここは正真正銘の国際通り、、、、

 沖縄には、一体どれだけの外国人が住んでいるのか?、このまま沖縄は、外国人がサービス業を支配するでは?、ここまでは考えなくとも、気になりませんか?

 この記事では、沖縄の人口の変化を自然減の動向、社会増の動向、そして外国人の数の推移を見ることができます。そして、沖縄も次第に外国人に脅かされる社会になりつつあることを想像してください。これは、日本国全体で進んでいる事実です。

目次

1.ほぼ頭打ちとなった沖縄の人口

(出典:1975~2020の5年毎のデータは「国勢調査」 総務省統計局、その他「沖縄県推計人口」 沖縄県企画部統計課)

 沖縄県の人口は、日本復帰1972(S47)年当時約961千人、1974(S49)年に100万人を突破して、その後順調に推移したものの2022(R4)年1,468,634人をピークに、翌年減少に転じています(沖縄県推計人口による)。

2.沖縄の人口の自然増は終わり、〝望みは社会増のみ〟

※上記のデータは、各年10月1日現在であり、カウント期間は、前年の10月1日~9月30日を1年として集計した値である。

(出典:「人口移動報告年報」 沖縄県企画部統計課)

 沖縄の人口は、復帰以降人口の自然増(出生数>死亡数)があって、県外への流出が大きく(社会減)ても、人口が増えてきた。しかし、少子高齢化の進展によって、沖縄県においてもとうとう令和4年自然増が終わりをつげることとなった(上図の通り)。

※上記のデータは、各年10月1日現在であり、カウント期間は、前年の10月1日~9月30日を1年として集計した値である。

(出典:「人口移動報告年報」 沖縄県企画部統計課)

 最近の沖縄県内への流入(移住)、県外への流出状況について見てみると、上図の通りであり、平成29年を除き流出よりも流入の方が多い、社会増となっています。
 今後の沖縄の人口は、自然増は期待できず、自然減を上回る社会増(移住多)が見込めるのか?、どうかによってくるのです。

3.気になる外国人の推移?

(出典:「国勢調査」 総務省統計局)

 ご存じでしたか?、国勢調査の値は、外国人も含んだ人数となっています。ここでは、国勢調査における沖縄県内の外国人の推移を見てみると、平成22年から大きく伸びており、令和2年には18,157人と平成12(2000)年の20年前と比較すると約2.7倍、特に平成27年から5年間で約65%増にもなっています。
 この数値を見ると、最近の沖縄の社会増は本土からの移住者よりも、海外からの移住者の影響が高いことが伺えます。

4.どこの国が多いのか?

(出典:「国勢調査」 総務省統計局)

 令和2年現在について国籍別構成比を見ると、アメリカよりも中国(台湾を含む)の割合が大きく16.6%、次にアメリカ、3位にベトナム、4位にネパール、5位にフィリピンの順となっています。

5.近年の増加数の順位は?

(出典:「国勢調査」 総務省統計局)

 平成27年からの増加数で見ると、1位は過去5年間で2,148人増のベトナム、次に平成27年のデータは不明であるが過去5年間で急に多くなった国と考えられるネパール、3位に中国1,231人増、4位にフィリピン、5位にアメリカの順位となっています。
 沖縄の観光拡大、若者不足、働き手不足、台湾危機の影響、沖縄人気もあってか、かつてないほど沖縄への外国人の移住者が急激な増加となっています。

まとめ

 沖縄の人口の自然増が終わり、望みは社会増となるのですが、その増は本土からの社会増でなく、外国からの社会増であり、今後の沖縄社会への影響が気になります。経済の好不況における治安問題、外国人との良好なコミュニティ形成など、次の国勢調査は、来年の令和7年になります。
 沖縄の観光が絶好調になってきており、国際通りにおける外国人の店員の数を見ると、外国人の数は更に増加が予想されます。我々は、その変化を慎重に受け止め、外国人とのコミュニケーション(共生と交流)を踏まえつつ、沖縄の平和の維持を如何にあるべきか検討する時期に、私は来ていると思います。

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