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令和5年沖縄県の住宅地平均地価 復帰から〝約7倍〟‼

 沖縄県の住宅地価、高いですね。所得の少ない多くの県民、今や公務員と言えども満足できる戸建て住宅の購入は大変厳しい状況にあります。
 この記事では、復帰以降沖縄県の平均住宅地価がどんなに上がったのか?
 そして、その推移は、全国と比較してどう推移しているのか?、最も地価の高い東京都と比較してどうなのかを、見ていきたいと思います。

 ここで利用するデータは、毎年7月1日時点で実施される「都道府県地価調査」に基づくものです。

目次

復帰(昭和47年)間もない昭和50年の沖縄県の住宅地平均地価は、全国何位?

出典:都道府県地価調査

 沖縄県の住宅地平均地価、復帰間もない昭和50年頃は、全国41位と九州圏や東北圏など並んで地価の低いところだったのです。
 その後、沖縄観光がブームとなり、沖縄病となる人々が増え、沖縄人気は移住者増ともなり、コロナ後も相変わらずの沖縄人気は変わらずと、、、

令和5年の沖縄県の住宅地平均地価は、全国何位?

出典:都道府県地価調査

 今(令和5年)や全国9位の高さと、九州の中心地福岡県を抜き、三大都市圏に歩むほどの住宅地の高さとなっています。

復帰からの住宅地平均地価の変動値は、全国何位?

出典:都道府県地価調査

 昭和50年の全国41位から令和5年全国9位になった沖縄県の住宅地平均地価の変動率は、6.95倍と2位の熊本県4.57倍を大きく上回り、ダントツの全国1位の伸びなのです。

全国、東京都と比較して沖縄県の地価の推移は

出典:都道府県地価調査

 昭和50年の地価を1として変動率推移を見ると、全国・東京都ともに平成2年のバブルピーク後伸びは鈍く、それに対し沖縄県のバブル崩壊が全国より遅かったものの、底堅い人気から今やバブルを上回る地価の高さとなっています。

私が思うこと

 地価の高さは、宅地需要と供給のバランスによって評価された値です。
 その点から考えると、狭い沖縄の土地・宅地供給は限られており、沖縄県民だけでなく、沖縄観光によって魅了された全国・海外からの人気=外部圧力による需要の方が大きく、その結果、沖縄の地価の高騰を招いていると感じています。
 この人気ぶりから、沖縄県民は住宅を持ちたくても持てません。観光人気で景気が良くなるのはいいのですが、その一方で沖縄県民は、家を持てない(持ち家率が低下している)要因ともなっているのです。

 沖縄に移住して、持ち家を持ちたい! これは極めて厳しいです。移住の際はお金を貯金して行きましょう!

参考)ここで用いたデータの探し方

手順2)下図の通り、「変動率及び平均価格の時系列推移表」ダウンロードは〝こちら〟をクリックするとエクセルデータを入手することができます。

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