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【国勢調査】とは何?〝 初心者でもわかる〟国勢調査データの調べ方

 国勢調査とは何?、国勢調査の結果を知りたい又は国勢調査データを入手したいなどと思ったことはありませんか。

 この記事では、「国勢調査」とは何?から、これまでの国勢調査の結果、そのデータの入手方法について知ることができます。

目次

「国勢調査」とは何?

国勢調査とは

 「国勢調査」とは、日本国内の「人」及び「世帯」の実態を把握し、国や県、市町村などの行政施策その他の基礎資料を得ることを目的とした、5年に1度の我が国で最も重要な統計調査となっています。
 
 「国勢調査」と「住民基本台帳」との違い?、どちらも人口及び世帯数のデータとなるのですが、住民票に基づく「住民基本台帳」の場合、住民票は生まれた市町村のまま、住んでいるのはお隣の市町村など実態と異なるケースがあります。それに対して「国勢調査」は実態に即した調査であり、国、都道府県、市町村の人口などを示す場合は「国勢調査」がベースとなっています。

 「各都道府県の推計人口」は、5年1度の国勢調査ベースに、関係市町村における住民基本台帳の届出を踏まえて、毎月推計値を公表しています(例:沖縄県の推計人口)。また、「将来の人口推計」も国勢調査がベースとなっています。

 国勢調査は、〝国の勢い〟と書きますが、内容としては「人」及び「世帯」の実態を把握する「国の情勢」を調べるものとなっています。

 「国勢」という言葉は、早稲田大学の創設者、第八代・第十七代内閣総理大臣:大隈重信候(佐賀県出身)が、統計の重要性を訴えるために、最初に用いたと言われています。

 国勢調査の実施は、明治に入った頃から〝欧米各国と肩を並べる一等国の日本〟として、国是となっていました。その後、杉亨二(長崎県出身)などの尽力によって、調査の実施方法や予算化、国民の理解、明治35年に「国勢調査に関する法律」の制定、日露戦争、第一次世界大戦などの苦難を乗り越えて実施されています。

 第1回調査は大正9(1920)年に行われ、令和2(2020)年調査で21回、実施100年となっています。

国勢調査の結果「国勢調査データ」の調べ方

「総務省統計局ホームページ」から「国勢調査」のトップを開く

 国勢調査のデータは、まず「総務省統計局ホームページ」の上段の「統計データ」⇒分野別一覧の「国勢調査」、又は「総務省統計局ホームページ」トップ中段にある「国勢調査」を〝クリック〟して開きます。

「調査の結果」を開く

 トップは、最新調査「令和2年国勢調査 調査の結果」が表示され、過去調査はその下にでてきます。

最新調査に関する公表状況

 「お知らせ」にて、最新調査の公表状況を知ることができます。

 上記の令和2年国勢調査については、この時点で令和3年6月25日の「人口速報集計」から令和4年8月31日の「移動人口の就業状態等集計及び小地域集計」までとなっています。

 なお、「人口速報集計」は、人口・世帯数の速報値であり、調査票の記入内容に基づいた審査を経て集計・公表する「人口等基本集計」の「確定値」とは異なります。したがって、「人口等基本集計」が公表された後は、速報値は通常利用しません。

「国勢調査データ」の入手方法

「エクセルデータ」の入手方法

例:「人口等の基本集計」の場合

 エクセルデータのダウンロードにあたっては、統計表一覧より欲しい調査内容や地域(全国、都道府県、市町村など)を選択して、その横列のデータをダウンロードすることとなります。

 上記は「1-1」のデータのダウンロードとなります。

データベース(DB)により「必要なデータのみ」を入手する方法

例:総人口・男女の人口を把握する

「表示項目選択」と「統計表表示画面」との関係

全国と都道府県のみの場合

沖縄県及びその市町村の場合

まとめ

 「国勢調査」とは、国内の「人」及び「世帯」の実態を把握し、行政施策などの基礎資料を得ることを目的とした、5年に1度の我が国で最も重要な統計調査となっています。

 国勢調査の結果は、「総務省統計局ホームページ」から入手することができ、PDFによる調査結果の概要や詳細なエクセルデータなどをダウンロードでき、自由に活用することができます。

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